:: 2章 - 運命の出会い

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  • とつぜんスライムが飛び出してきた !

    スライム「ぴきーーっ」

    アレル「きゃーっ なにーーーっっ」
    おじじ「アレルどの ! ほれっ これはアリアハン図書館で見つけた魔物図鑑じゃ、しらべるのじゃ !」
    アレル「んっと、このこは、スライム。ぷりぷりなキュートな生き物♪」
    おじじ「ふむ、まあそうじゃの。」

    謎の男「おれにまかせなっ」

    謎の男「ぶったぎるっっ !!」

    謎の男は剣を構えた !

    スライム「ぴーっやっやめてー ころさないでー !!」

    おじじ「な、なぬぅ ? モンスターがしゃべりよった !?」
    マゴ「なんかかわいいねー」
    アレル「このスライムっていったいなんなのよ…」

    スライム「ぼく、スラりん。マオウさまにしゃべれるようにしてくれたの」
    おじじ「なぬ ? まおうがじゃと ? ますますわからんわぃ…」

    アレル「あのさー、スラりんくん、どうしたの ?」

    スラりん「… マオウさまから、みんなに言ってっていってたよ。」
    アレル「なにを ? ねえ、よかったら、いろいろお話してくれない ?」
    スラりん「うーん ! マオウさまは、もっと人と仲良しになりたいって。」

    おじじ「な… なんとっっ ! まおうが…」
    マゴ「なんのことー」

    スラりん「でね、世界中の仲間たちを集めろっていってたよ、マオウさま。」

    おじじ「つつぬかぬことを聞くじゃ。」

    おじじ「スラりんどの、魔王のことをいろいろ聞かされよ」
    スラりん「マオウさまはね、やさしいかただよー」

    おじじ「ふーむ… なんかあやしいわィ…」

    アレル「うーん、わたしはスラりんくんのこと、信じるよー」
    アレル「スラりんくんみてるとさ、かわいいもん♪ うそついているようにみえないもん」
    マゴ「そそ !」
    アレル「ねえ、スラりんくん、わたしたちと一緒に冒険しない ?」
    アレル「ついてくるだけならいいとおもうよ。5人になっちゃうけど…」
    おじじ「し、しかし… 5人とわ… 4人がルールじゃよ…」
    アレル「そんなルールいらなーい」
    マゴ「そそ♪ 5人だよ ! おじじ !」
    おじじ「ぬうぅ… しかたないのう。」

    スラりんは仲間に加わった !

    アレル&マゴ「よかったね ! スラりん♪ これからわたしたちと一緒だよ♪」
    スラりん「ピー ! ピキー♪」

    謎の男「お、おい… もー いいだろ… いこーぜ…」

    スラりんはアレルのあたまの上にとびのった !

    マゴ「あーおねーちゃんずるーい… わたしにも~~」
    アレル「あ、だって、マゴはとんがりぼうし かぶってるじゃない むりよー」
    マゴ「ちがうよーだかせてよー」
    アレル「はァーい」
    スラりん「ピッピキー」
    マゴ「うわーぷにぷにしてて、なんかすきとおってて、かわいいよー♪ わーい♪」
    アレル「あは♪ ねえ、マゴ、スラりんのこと、よろしくね !」
    マゴ「うん !! スラりんよろしくね♪」
    スラりん「ピキピキー♪♪」

    謎の男「お、おい、おれの話きいてくれよー… たのむから…」
    おじじ「す、すまぬ… では、聞かせてくだされ !」

    謎の男「… あのな、このアリアハンには まおうはいないぜ。」
    おじじ「しっとるわい」
    アレル「そうよねえ いたらもうとっくに、アリアハンはぼろぼろだもん」

    マゴ「スラり~ん♪」
    スラりん「ぴき~♪」
    マゴ「ぷにっっ」
    スラりん「ぴっき~」
    マゴ「スラりん、まだひとのことばむつかしいの ?」
    スラりん「ピキーッ ボク まだ ことば すくないのピ~~」
    マゴ「スラり~ん♪ かあいー♪」

    アレル「あーれ~マゴったらスラりん すっかり好きになっちゃったみたい♪」
    おじじ「だ、だいじょーぶかのお かわいいとはいえ、元はモンスターじゃしのう…」

    おじじ「で、なんじゃ、それだけかい ?」
    謎の男「いあ、… ん、… アリアハンにまおうはいない。だからアリアハンを出るんだ… まずは。」
    おじじ「ふむ、で、どうやってじゃ ?」

    謎の男「ふっっ おれはもう出るところまで行けるぜ !」
    アレル「えっ !?」
    おじじ「ほぅ ! とて、どーやってじゃ ?」
    謎の男「ふふ♪ ぃあ いろいろと、やってきてな (ひとりでだが… ふふ。)」

    謎の男「いろいろ… ま… あれで、違う大陸にワープする、「旅の扉」っていうのをみつけたんだぜ。」

    アレル「… す、すごーい !! 謎の男さん なんかたよれるー」
    謎の男「そ、そうか… ふっ (ちょっとうれしいぜ♪)」

    おじじ「では行くのじゃ ! そこへ」

    マゴ「スラりーん」
    スラりん「ぴーーーきぃぃぃッ」
    マゴ「えへ、スラりんのあたまのヘンなのひっぱっちゃった♪」

    アリアハン大陸の東の洞窟

    おじじ「ふむ… とうとうここまできてしまったのう」
    アレル「うん… こわかったねー、ここ。まだモンスターいなかったのがよかったけど」
    マゴ「なんかおもしろくなってきたね♪」
    スラりん「ぴ~♪」

    謎の男「でな、これは その「旅の扉」だぜ」

    謎の男「…… とびらっても…、これ… どうみても、みずたまりだろ…」
    謎の男「こんなんで、ワープできんのかよ… うさんくせえぜ」

    おじじ「… おまえさん、自分で言っといて、まだこれに飛び込んでないのかい ?」
    謎の男「… ふっ… ちょっとな」
    おじじ「ふぉー」
    おじじ「もしかして、おまえさん…」
    アレル「飛び込むのがこわいんだー ?」
    謎の男「… ウ… そ、そうだよ… なんだよ… へんかよっっ ??」
    アレル「ううん ? ぜんぜんへんじゃないよ。あは♪」
    謎の男「(おれ、ばかにされてんのか… ??) … そうかぁ…」

    謎の男「んで、どーすんだよ、だれか… はいってみろよ」

    おじじ「おまえさんは ?」
    謎の男「お、おれかよっ !? … う、いぁ… ぐっっ」
    アレル&マゴ&おじじ「こわいーんーだぁ~~~♪♪」
    謎の男「う、うるせぇぉぉー…」
    おじじ「ふぉっふぉ~~ おまえさん、かわいいの !」
    謎の男「… (お、おれが かわいい ?!!)」

    マゴ「わたし、はいっちゃおっかな♪」
    アレル「え ?! でも、ちょっとまって、やっぱりこわい…」

    アレル「おじじさん、入ってみて !!」
    おじじ「わ、わしが ?! いや、わしは… わしもはいったことないんじゃーよ…」

    謎の男「おい、おじじ おまえ、おかしいぜ…」
    アレル「あ、そーいえば…」
    アレル「おじじさん、Lv.99、ってゆうか、昔勇者さまと旅したことあるんでしょ ? アリアハン出たんでしょ 外の世界のモンスターと戦ったことあるんでしょ ?」
    おじじ「ぐっっ… うむぅ ふぇ… もごもご~~ ふぅう」

    おじじ「… 入ったことはあるじゃよ… 単にワープのかんかくがいやでの…」
    アレル「… おじじさ~ん、いまさらなにいってんのよ !」

    アレル「あーもうっ わたしがさきにいってみるよ ! おじじさんがここにいるってことは、ワープしても無事なんでしょ ?」
    おじじ「ふ… ふむ…」
    アレル「じゃわたしから… でも なんかこわーーーいっっ」

    マゴ「(ごにょごにょ) スラりん ! わたしがしっかりだいてあげるからね」
    スラりん「ピ~ !」
    マゴ「おさきに~~っっ」

    (どぼんっっ)

    アレル「あーーっ いっちゃったよーわ、わたしもっっ それー」

    (どぼーんっっ)

    謎の男「お、おれも行くぜ… かわいいやつらを守ってやらんとな ふっっ」
    おじじ「まってくだされよ~~」
    謎の男「ふっ… (… こわ… いぜ…)」

    (どぼんっっ)

    おじじ「… ひ、ひとりになってしまったわぃ… な、なんかいやじゃのぅ 26年ぶりじゃ…」

    おじじ「わ、わしもじゃああーーーー !!」

    (どっぼぉ~~ンンッ)

    旅の扉ワープ中

    マゴ「わあー きれーい…」

    マゴ「みて、スラりん♪ きれいだよねー」
    スラりん「ぴー !!」「ぴー !」

    アレル「ねーーーえ…」

    マゴ「(あ、うしろ ?) … おねーちゃん !!」

    アレル「ねえ、きれいだよね~」

    マゴ「うん たのしいねー♪ なんかこれなんかいっつも通ってみたいなー」

    アレル「ねーーえ… これどこにいくんだろーー」

    マゴ「わかんなーい まだ 先 みえないよーー」

    謎の男「おーい おまえらー」

    アレル「あ、謎の男さん! ねえ ここ きれいだよね !」

    謎の男「… そうだな いいんじゃねーか !」

    アレル(あ、謎の男さん、少し近くなったような♪)

    マゴ「あ、まえになにか見えてきたよーーーっっ !」

    アレル「えーーなにー ? あーーほんとだー もしかして出口ーー ??」

    謎の男「うひゃあ こりゃいいぜ~~ おれにピッタリだぜ !」
    謎の男 (ふっ…アレルのパンツまるみえだぜ♪)

    おじじ「… ぉーぃ… -- わしをーーー」

    謎の男「んぁ… おぉ… おじじかよ…」

    おじじ「な、なんでわしだけ こんなに はなれとるんじゃああーーー」

    謎の男 (おまえが とびこむのが遅いからだろーが…)

    おじじ「ぉ~~~ぃ… わーーしーーをーーー…」

    どこか遠くの森の中

    マゴ「わっ あ、ここどこ ?? 森の中… だよね…」

    マゴ「スラりんだいじょーぶ ?」
    スラりん「ぴ~っっ !!」

    マゴ「あ !」
    アレル「きゃっっ あ… あれ ?! あ! ハァ…」
    マゴ「楽しかったねー」
    アレル「うーん (ちょっとだけこわかったけど…)。だけど、ここどこ… ??」
    マゴ「しらなーい」

    謎の男「うぉっっ おー びびったぜ…」
    アレル「あ、おかえり~」
    謎の男「ここ どこだよっ おれは大陸の外はあんまりしらないぜ。図書館で本で見ただけだしな…」

    アレル「… あー 謎の男さん… 本読むの好き ?」
    謎の男「ぐっ… ふっ… いーだろどーでも…」

    アレル「あは♪ わたしの中で、謎の男さんのイメージ よくなってるよー♪ うれしい? ね ? ね ?」
    謎の男「や、やめろぉー ~~… (… ち…、ちょっとうれしーぜ…)」

    おじじ「のわぁ !?」

    マゴ「あ、おじじ~ 遅かったねー なにしてたの ?」

    おじじ「い、いやちょっとしたことじゃーよ…」
    謎の男「ふっ こいつは おくびょうものだな… ふふ」
    おじじ「むぅ… あたってるのう」
    アレル&マゴ「えーなに ? 私たちにかくしごとぉ~~ !?」

    おじじ「いいじゃろ… どーでも…」
    謎の男「ふふ」

    おじじ「ふぅ… で、ここはどこじゃろ…」

    謎の男「おれにまかせな…アリアハンの図書館で色々情報を得たぜ… 世界地図も持ってるぜ」
    おじじ「ほう では またおまえさんにまかせるかのう !」
    アレル (このひと、けっこうたよりになりそう… それになんかかっこいいってかんじ、してくるよー)

    マゴ「スラり~ん !」
    スラりん「ピッ、ピィィィ~~ !!!」
    おじじ「こりゃ! スラりんがかわいそーじゃろ !」
    マゴ「だってえ スラりんってぷにぷにだもん。ちょっとつねっちゃった」

    マゴ「いたかった~ ? ごめーん」
    スラりん「ピィィ~ ! ピピ !!」

    おじじ「… おぉ、すっかりなじんでおるようじゃの。どうやらスラりんどのはモンスターではないようじゃのぉ。(ちょっと心配じゃが)」

    アレル「あれースラりんくんともうなかよしこよしなんだ~~ いいな~♪」
    マゴ「スラりんかわいーよー えへ♪」
    アレル「あは♪」

    謎の男「ぉーぃ おれのはなし…」
    アレル&マゴ「あ、ごめーん」
    謎の男「ぃぁ… じゃ」

    謎の男「ここはどうやらロマリア つう城の南の森の中らしい」
    おじじ「ほぅ」

    謎の男は地図を広げた

    謎の男「これみろよ」
    アレル&おじじ&マゴ&スラりん「どれどれ ?」「ピキー !!」
    謎の男「この地図は、いった場所はかってに記される 便利な地図だ」

    謎の男「んで、… ここは世界の北半球だな。… アリアハンは知ってるだろ、南半球だ。」
    おじじ「ふむ…」
    謎の男「アリアハンからかなり飛んだことになる… わかったか」

    おじじ「… おまえさん、アリアハンから出たことないのに、たよりになるのぅ 準備がいいのう」
    謎の男「ふっっ おれわ準備万全だぜっっ… ふふっ」
    アレル「ほーんと、たよりになるよねー謎の男さん !」
    謎の男「ふふん♪」

    マゴ「なんでもいいからさあーはやく ロマリア 行ってみよーよ」
    アレル「そうだね。いってみよ。どんなところなんだろ わくわくしちゃうよ♪」
    マゴ&スラりん「ねーわたしも ! わくわく♪」「ぴぴ~ぃ♪」
    おじじ「わしも わくわく♪」
    謎の男「……」

    謎の男 (こいつら 3人ばかトリオだぜ… おれもはいってみるか… ふふっ… ん ? いぁ 5人か…ふっ…)

    4人 (5人 ?) は森を抜けて、30分後 ロマリアの城下町にたどり着いた。


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