:: ドラクエ 3 オリジナルストーリー 第8章 - 魔王の城

バラモス城 入り口前

アレル「あーいよいよ」
おじじ「ふむ。そーじゃの… さ、みな、気を引き締めるんじゃーよ」
謎の男「ふぅ…。あー めんどくせー」

マゴ「スラりーん…」
スラりん「ピ ?」
マゴ「まおうって、悪い人じゃないよね~」
スラりん「ピピ !」

アレル「ねぇ… スラりん…。まおうに会ってないってうそでしょ… ?」
スラりん「ピー マオウさま、ぼくの ともだち ぴ~っ」
アレル「うーん…。スラりんの言ってること、合ってないところがあるけど…。」
マゴ「うーん、スラりん まだ人の言葉 むつかしんだよ~」
スラりん「ピピ ?」

謎の男「おい… スラりん、まおうって でかいのか ?」
スラりん「ぴ~ ! ぼくより おおきい ぴ~」
謎の男「ぁぁそりゃそーだろ…。おめーちいせーよ……」
スラりん「ぴぴー マオウさん みんなより おおきい ぴ~ !」
おじじ「ほぅっ ! わしより大きいのかぃ ? ふむぅ」

マゴ「ねースラりん、まおうって強いのー ?」
スラりん「ぴー !! 強くて やさしい ぴ !!」
スラりん「マオウさま くちから火 ふくぴー 呪文強い ピピぴ~ !!」
おじじ「ふむぅ… ますますまおうとやらが わからんくなってきたワィ…」

アレル「あのさ、パパも… 今、どこにいるんだろ…」
アレル「パパはもうとっくに ばらもす 名前知ってるんだから、今頃帰ってもいいはずなのに…」
アレル「あーもうっ パパまで遊んでるわけぇっっ ?!」

アレル「あーもうなによっ わたしだけ…」
謎の男「おれだって、おまえに振り回されっぱなしだぜ…」
アレル「なんですって ?! (ぎろっ)」
謎の男「ぐっっ (こ、こえぇ~ぜ…っっ)」
おじじ&謎の男「(ごにょごにょ)こわいのぉ…」「あぁ……」

マゴ「スラりん、ここのこと覚えてるー ?」
スラりん「ぴ ? ぼく 物覚え 悪いのぴ~ !」
マゴ「ふーんじゃあもーわすれちゃったんだー」
スラりん「マオウさまとみんな 忘れないぴ~ !」
アレル「あは♪かわいいねー」
マゴ「すらり~んっ♪」
謎の男 (… 覚えが悪い… そーか… もう忘れちまったんだな… ふっ。)
おじじ「ふぉふぉっ♪ さぁーーーいくんじゃいぃっっ !!」
謎の男「ぅおびびったぜー、じーさん… はりきってんなー…」

謎の男「… ま、おれも… てきとーにがんばるぜ… (って、まおう倒すんじゃーなかったっけなぁ…)」

バラモス城内

おじじ「… 入ったんはいいんじゃが」
アレル「うん… だけど… これ…」
謎の男「… ああ… あのおばばの占い… 暗闇で魔物と会う… あれは、ここじゃねーよーだな…」

アレル「じゃさ、みんなでいっしょに城の中回ってみましょう。」
おじじ「ふむそーじゃな。」
謎の男「ふっっ (あーめんどくせぇーー)」
マゴ&スラりん「だいじょーぶだよースラりん!」「ぴ、ぴ~ !」

5人は延々と2時間迷い続けた。

アレル「んもおーっ きーーーーーっっ !!! なんで !! こんなぐちゃぐちゃな迷宮にするわけぇ~~っっ !??」
マゴ「おねーちゃん、といれ…」
アレル「あーまたといれぇ~ ?! もう、おじじさーんっこっち !!」
おじじ「ん ? なんじゃぃ… ん…といれじゃとぉお こっちじゃったわぃっっ…」
マゴ「あーまってよーおじじーっ !!」

アレル「ふー… (?? 魔物の城… に。トイレ ??) モンスターもトイレ行くのお ?!」
謎の男「ぁあー…、おまえだってトイレ行くだろ…」
アレル (ぎろおっ)

アレルは謎の男を平手でぶった !

謎の男「ぅわぁーーいてぇーーー ぅぅう ぃで」

アレル「バカあっっ 女の子とトイレっっ 男わねぇすぐ結び付けるんだからっっ !!!」
アレル「もおーぅへんたーいっ… いやっっ !!!」
謎の男「… おれが へんたい だとぉ… ぅぅ~ アレル… ごかい… だぜ… ぐふ…」

マゴ「はー、おまたせー」
おじじ「ふぅ別になにもじゃーよ。モンスターおらんかったわぃ」
マゴ「でね、モンスターのトイレおもしろかったよー、いろいろあったよー♪」
おじじ「ふぉふぉ♪」
アレル「といれなんかいーでしょ !! はやく ばらもす 会うんでしょーがっっ」
おじじ「こ、こわいわぃ…」

おじじ「(ごにょごにょ) ぉぃおまえさん… わしたちがいない間に何があったんじゃっ ?!」

謎の男「… お、おれわ… アレルがトイレっていったらよー…… みろよこれ… ぃで」
おじじ「ふおー… ほっぺのところに 手のあとがのこっとるわぃっ♪」
おじじ「ふぉーっふぉっ♪ おまえさん ! アレルのことまだよくしらないよーじゃのお♪」
謎の男「… けっっ おもしろくねぇーーよ…」

いろいろ回って 4時間

マゴ「スラりーん」
スラりん「ぴ ?」
マゴ「ばらもすどこー ? おしえてよー」
スラりん「ピピー わすれたのぴ~…」
マゴ「うー… おじじぃわたし もうつかれたあー…」
おじじ「むぅ… わしももう なんかめんどくさいわぃ…」
アレル「ハァー 不気味な城内ってわりにモンスターがいない… って、よけいきみわるいよー…」

謎の男「おれ、力試しに 1回ぐらい まおうと戦ってみてぇーー…」
マゴ&スラりん「…」「ぴぃぃ !!!」
謎の男「ぐっ ぃあ…。ふぅ…」

で、さらに 1時間後

アレル「どこいってもここに戻っちゃう…」
おじじ「なんでこんな城つくったんじゃぃ… まおうわのぉ…いらいらするわい !」
謎の男「ぉぁ、そんなもん… 敵。つまりおれらを拡散するためだろーが… わかんねーのかよ…」
おじじ「そりゃそーじゃが… しかし、モンスターなんぞおらんぞい…」
謎の男「… ふっ (おれにももーわかんねーぜー… ふぅ)」

マゴ「ねーおねーちゃん」
アレル「なに ?」
マゴ「ねー、もーいっかい外でてみよーよ」
アレル「うーん… そーよね」
アレル「ほーらっっ 謎の男さーんっ おじじさんっ こっちこっち !!」
謎の男&おじじ「ぉぉ 今行くぜ…」「ふぃぃ… いま行くじゃっ」

外。

マゴ「あ、ほら、これ ドア。」
アレル「さっきはいったとこじゃない…」

マゴ「でさー右のおくに… なんか道あるよ」
アレル「あーそーいえば。」
謎の男「んぁ… あぁじゃ そっち いこーぜ…」
おじじ&スラりん「そーじゃなっ」「ぴ~♪」

マゴ&スラりん「こっちこっちーー はやくーー」「ぴぴ~っ!!」
おじじ「まってくれじゃー」
アレル「ハァハァ…」
謎の男「… アレルが…… まだいてぇ… (あれる~…)」

謎の隠しドアを発見

マゴ&スラりん「ほらみてよードアあったよ♪」「ぴ~♪」
謎の男「ん ? ぉー… こんなとこに… ドアが ほおおーー…」
おじじ「む… もしや…罠では !?」

アレル「ねえ、は… 入ってみようよっ ちょっとこわいけどね♪」
謎の男「ぁあ… おれもなんかわくわくするぜ… ふふん♪」
おじじ「この先に まおうがおるんじゃなっっ !?」
謎の男 (…… こんなところに、まおうがいるかよ…)
マゴ&スラりん「スラりーん」「ぴーっ」

隠しドアを開けると…

アレル「あー王室。」

アレル「あでも、王座に誰かいるよ…」
マゴ&スラりん「おじじぃ な、なんかこわい…」「ぴぴっ ?!」
謎の男「… ぉ… 骨じゃねーか ?」
アレル「ほ、ほねーーーっっ こ、こわーいいっっ」
おじじ「わしゃへーきじゃーよ 骨なんぞもーじきのわしじゃーよ。 ふぉふぉっ♪」

アレル「… おじじさんって、何でも前向きにしちゃうんだねー」
おじじ「ふおーふぉっふぉ♪ うらやましーかいぃっっ♪」
アレル「べつに…」
おじじ「ふにゃ… ごほ… まーいいわぃ… わしにまかせろぃ !」

おじじ「じゃ、わしがみてくるわぃ…」
4人 (どきどき はらはら)

おじじ「… ふぉーーーーっ♪♪ これわのー !」
アレル「…な、なにっ ?! ばらもすのほねぇっっ ?!」
謎の男「お、おぃ… じーさんっっ?だいじょーぶかよっ !?」
スラりん「ぴぃー ?!」

おじじ「つくりものじゃーよ… ふぉふぉ !」
アレル「はぁーー な、なんでこんな王室につくりものの骨が座ってるわけ~~ ?!」
謎の男「ぉぃぉぃ… まおうってなにやってんだよ… おれたちであそんでんのかよぉ…」
おじじ「わしに聞いてもしらんわぃ ふぉふぉ !」
マゴ「なんかまおうってひともおもしろそーだよねー♪ スラり~ん♪」
スラりん「ぴー♪♪」

で、王室を西側に出た、廊下。

おじじ&マゴ「まごよぉ~~」「おじじぃ~~」
スラりん「ぴ ?」

謎の男「ぉい… この二人、… さっきから… あれだぜ… ずーっとよぉ… (なんかおかしくなったんじゃねーのか… ?)」

アレル「あーー いいなー… (じぃぃ~~)」
謎の男「…… ?」
アレル「… ハァ…」

おじじ「じゃ、わしたちは向こうを調べるわぃ ! マゴとスラりんと一緒にな♪」
マゴ&スラりん「おねーちゃんたちもがんばってねー♪」「ピピーッ♪」

おじじ、マゴ、スラりんの3人は、別の場所の探索に向かう。

二人っきり。

謎の男&アレル「じゃ… おれら、あっちいこうぜ…」「うん…」

こっちは行き止まり。

アレル「… もおーっ !!」
謎の男「(こ、こわぃ…) … あ、ぉい 戻ろーぜ…」

謎の男「…」
謎の男「… ぉい、アレル… どーしたんだよ ? … さっきから目がぼーとしてるぜ ?」
アレル「え、あ… おじじとマゴいいなーって…」
謎の男「… そーかよ……」

アレル「(じぃぃぃ~~~…) …」
謎の男「… こ、こんどわな、なんだよっ ?! お、おれかよ ? (顔に出てたか ?!)」
アレル「… んー…」
アレル「んー♪ えーーっとぉ… 謎の男さーん !」
謎の男「な、… なんだよっ… ?!」
アレル「今まで色々助けてくれたし、これからも色々助けて欲しいから、ねぇ~~っっ」
謎の男「… なんだよ…」

アレル「わたしに抱いて欲しいですかぁ~~♪」
謎の男「ぐわっっ… なぁにぃぃっっ !?」
アレル「ねーぇ、どーするっっ♪」
謎の男「… う、ぃあ、… ぁあ、して… ほ… ほしい…」
アレル「あは~♪ 謎の男さーん ! そーれっっ」

アレルは謎の男に抱きついた !!!

謎の男「うっ ううっっ うぅわぁあーーー !!」
アレル「なっ どしたの !!?」
謎の男「ぃあーー … うっ ぐぅぅ…」
アレル「なぁーに♪」
謎の男「アレルの間近に見る顔、が、あぁっっぐっ…」
アレル「あー♪ あはは♪ ねーねーあたし、かわいいでしょーっっ ?」
謎の男「ぉう… かわいい… ぐっっ ふぅー…」

アレル「(ぎゅぅぅうぅーーっっ) もぉーっとぉぉおぉ~~っっっ」
謎の男「!! いでぇー… おまえ… 力あるぜーーぇー…」
アレル「いーでしょ、もう !」
アレル「ねぇーどーお 謎の男さん♪」
謎の男(あれるの体が お、おれに… 密着してるっっ… フゥっ…)

アレル「ふーーーーーーーぅぅっっ」
謎の男「ひぃ !? あれるの息吹かよ こ、これわ…… ぐぅっっ」
アレル「ほらほらあーっっ」
謎の男「ヒィ…。こんどはなんだぜぇーーっっ !?」

アレル「ねえ、あたしのからだ、あったかい ? やわらかーい ??」
謎の男「やわらかいっ… ぐっ… む、むね… がっっ」
アレル「むねぇーーっ ?」
謎の男「む、むね ふにふにでスラりんのよーだぜぇ…」
謎の男「け、結構おおきいじゃねーのか、急に、でかくなったんじゃねーかっっ ?!」
アレル「あー… むね… ばっかりねえーあは♪おーきいひとが好き ? ♪」
謎の男「あ、ぃあ… アレルあったかいぜ…」
アレル「うん…♪」

謎の男「アレルのにおいが… あ、あまい…」
アレル「きゃーーっ♪ わたし あまいかおりがするんだーっきゃーーー♪♪」
謎の男「ハァハァ~ひぃぃ~っっ… ほ、本はいらねえぜ… っっ」

謎の男は大声で !

謎の男「アレル好きだーーーっっ」

アレル「きゃーーーっっ♪ このひとっ わたし 好きなんだーーっっ♪♪」
アレル「どーしよーーーっっ 男さんに告白されちゃったよーーーっっ」
謎の男「ふぅ… いっちまったぜ… ついに… ぐぅ」

さらに 1時間後 (笑)

アレル&謎の男「……」

謎の男「… なあ… おれ。」
アレル「うん、なに… ?」

謎の男「オレわな、アレル 好きになったよーだぜ…… いつからかはしらねーけどよ…」
アレル「うーん…」

謎の男「オレわな。オマエとはじめて会ったとき、ただの小娘だと思ってたぜ。」
アレル「うん… たしかにとし、10年くらい離れてるもんね…」

謎の男「でな… 長い旅の間で、アレルのヘンな女ってかんじがよぉ…」
アレル「あー ヘンってなに !?」
謎の男「いぁ、女王とか、あーいろいろあるな… いちいち説明すのめんどくせー ごめんアレル…」
アレル「あー女王ねー やっぱりわたし、アレだよねー ^_^;;」

謎の男「ん… で… おまえをおぶってたとき…」
アレル「うん… あ、あのときね 寒かったよねー でも、男さんがあっためてくれたもんね あのとき嬉しかったよ♪」
謎の男「ぃあ… ぁあ、そんときだっけ… 好きって感情出てきたぜ。ぃぁたぶん……」
アレル「ふーん…」

謎の男「おまえと長く旅して、おれ、かわったなあー…」
アレル「かわったよー… うん…」
アレル「わたしもかわったよね ? 旅終わったら、またアリアハンの王立学校 戻らなくっちゃ… だっていま休学中だもん。」
謎の男「ほぅ… ま、がんばれよ。」

謎の男「で、おれ… アレルのやったこととかしてくれたこととかよ、どれもわすれられないぜ…」
謎の男「あと、ぱ、パンツとかよぉーー水着姿とかよーっ (どきどき)」

アレル「え パンツ ? って、なに ?? なによそれっっ !?」
謎の男「んぁーぃ、ぃぁ…」
謎の男「ちょっと 旅人の扉で…あれるのうしろだったからよーついぱ、パンツ… 見ちまってよ… ぐっ…」
アレル「すけべぇ ! えっちぃっっ」
謎の男「ぐふぅ… ちっ… ま… パンツなんかにキョーミねぇよ…」
アレル「へえー… パンツの中なんでしょー」
謎の男「ぶはぁーーーーっっ?! おまえぇーーすっすげーーこと平気で言えるよなぁ… (心臓ばくばく)」
アレル「あはは~♪ あたしって、ヘンですか~~♪♪」
謎の男「あ、ヘンでもだ… そんなアレルが好きだぜ… ああ、ほんとうだぜ !」

アレル「う~んでもー。 なんでそこまでわたしが好きなの ? 他のひとはー ?」
謎の男「んぁ… ま、アレルには話してもいいかな…」
アレル「う~ん… 聞かせてっ♪」

もう 30分経っちゃいました (笑)

謎の男「ぁあ… おれむかし、彼女にふられたんだよ。」
アレル「ふーん… どんなひと ?」
謎の男「年上だぜ。23さいのねーちゃん。で、そーりょ… 5年前だっけ…」
アレル「へー… おなじそーりょ… あは♪」
謎の男「… ぉぃ…」
アレル「あ、ごめーん はいどーぞっっ」
アレル「あ、そのひとどんなひとだった… ?」

謎の男「ぉー… あいつか… おれより年上のくせしてよーー… なんでも買って買って言ってきやがってよーーぉ…」
アレル「ふーん… (なんか怒ってる ^_^;;)」
謎の男「しかも もーよーがないっていってきてよーーぉ… で、いっぽーてきに切られたぜ…」
アレル「うーん… 新しい彼氏できたんじゃない ? … そのひと。」
謎の男「… そんなもん しらねーよ…」
アレル「ご、ごめん、で、なに ?」

謎の男「ん… ぁあ、そーりょのくせにマッチョだとよー… おれ まっちょじゃねーよっっ… けっ」
アレル「うん、うーん… たしかに、男さんはそーみえないよね。」
謎の男「だろー へっ」
アレル「なんか男さんかわいそー…」

アレル「…」
アレル「…ねえ…、あたしも… ?」
謎の男「ん? … ぁー、ちがうな。」
アレル「うーん… ?」

謎の男「アレルは、元気いっぱいの女の子… まぁ。」
アレル「うんっ…」
謎の男「で、ちょっと… ぁあ… 色っぽいな… ぐふっっ」
アレル「うーん ? ♪」
謎の男「で、ときどきこどものよーに…」
アレル「うんーっ♪」
謎の男「ぁーーんで… ひ、ヒステリック… こえぇーよ。ときどきだが… ぁあまじで。」
アレル「はあー ?! ふーん ! … あは♪ うん、そーだね♪」

アレル「男さん、わたしのこと、よーくしってるんだねー いっつもじろじろ見てたでしょーっ」
謎の男「ぃあ… 別に…」
アレル「あれ~あーそう…」

謎の男「なぁ、おれのことちょっとだけおしえよーか…」

アレル「わたし、特別なのー ? うーん… 聞かせて♪」

謎の男「おれわよー。」
アレル「… なになにっっ♪ (どきどき)」

謎の男「… おまえ、おれをたのしんでんじゃーねーか ??」
アレル「そんなことなーいっっ ねえーっ はやく教えてっっ♪」
謎の男「ハァ… あーどーでもいーわ…」
アレル「ささっっどーぞっ♪」
謎の男「… ん、ぃあ…、で、ん。」
アレル「なあにー ? っっ」
謎の男「あぁーー ん…」

謎の男「おれたち一家、教会に住んでたんだわ。」
アレル「うんうんっっ♪ あ、… 男さんのパパって神父さんなんだー… なんかいがーい…」
謎の男「まーな… おやじ… 神父は大勢の人から尊敬されてたぜ…」
アレル「ふーん… で、なに ?!」
謎の男「んぁー… で、おれわなんとなくそーりょになってた…」
アレル「そりゃそーよねぇー あは♪」
謎の男「ぉいぉぃおまえ。おれで遊んでるだろー… ?!」
アレル「だってー、なんか聞いてるとおかしいもん♪」
謎の男「んーまーどーでもぃーわー… ふぅ…」

謎の男「で、気に入らなくってよー 毎日からだ鍛えまくりだ。」
アレル「うんうんっで、どーなったの ??」
謎の男「家出さ。」
アレル「へえー なんかすごーい…」

アレル「そのあと、ぜーんぶ ひとりで ?!!」
謎の男「ぉお… そーだぜ すごいだろっっ ふふん♪」
アレル「んーすごいねーー… うーん…」

アレル「ねぇー (じぃぃぃぃぃ~)」
謎の男「んぁ ん… んだよ…」
アレル「男さん、好きな人ほしいでしょ ? いま。」
アレル「わたしがこいびとになってほしいですかーっっ♪」
謎の男「ぉ、ぉぃ… ?」
アレル「うーん♪」
謎の男「… ぅ… な、なって… くれる… か… (どきどき)」
アレル「きゃーっっ♪んーいいよっ♪♪」
謎の男「ぉお♪」
アレル「あははっ♪ いーよっきにしなくって !」

アレル「あ、あとさ名前、コンプレックスもってるんだっけ」
謎の男「ん… ぁー 言ったっけな……」
アレル「ねーえ、わたしが名前決めよっかー ?」
謎の男「ほーぅ おまえが。」
アレル「うーん…。じゃ、ねえ ! 私に合わせて… アルスっっ !! って… どお ?」
謎の男「アルス… かぃ…。ふっ♪… ぉう !」
アレル「じゃ、今から ! わたしたちアレルとアルスねっっ♪」

謎の男 (… おれわアルス…)
アレル「なぁに ?」
謎の男「そーよぶのわ内緒にしてくれよ… たのむから」
アレル「えーっっないしょぉ~~… うーんっっいいよ♪」

謎の男「なぁー おまえってさーー」
アレル「あ、言わないで わかるよー」
アレル「… わたしも男さん好きになっちゃったかなっっ♪」
謎の男「そ、、そーか (… まじでそーなってほしーぜぇー… ふぅぅ…)」

で、もうどれだけ時間が経ったことか (笑)

アレル&謎の男「うーん…」

さらに 15分後

アレル「わたしたち、ここにすわりっぱなし…」
謎の男「んぁ… いーじゃんべつに… つかれてるんだしよーーぉ」
アレル「あ、わたし、男さんの手いつのまにか握ってるっっ」
謎の男「ぐうっ (気づかんかったぜぇ… っっ)」

アレル「ねえ、そばによってもいい… ?」
謎の男「!?」
アレル「…。寝るよ。疲れちゃったから。」

アレルは謎の男にもたれてそのまま眠りにつく。

謎の男「… アレル… ふぅかわいいぜ おれの宝物なのか… 大切な人か… ??」
謎の男「… アレルはまだこどもだぜ…」

さらに30分後

おじじ「どこじゃぃ ! … まったくあのふたりわのぉ !!」
マゴ「あーもーさがすのめんどくさーいーー」
スラりん「ぴぃ…」

おじじ「お ! いたわぃ !」
おじじ「ふむぅ !! おお! 見るんじゃ♪」
マゴ「なーにさー」
スラりん「ぴー ??」

マゴ「あーおねーちゃん !! あのひとといっしょにねてるよーー ?!」
おじじ「ふぉふぉ ! おねーちゃん とられたよーじゃの !」
マゴ「あー… わたしのおねーちゃーん…」
スラりん「ぴ~ !?」
マゴ「スラりーんスラりーーん…」
スラりん「ぴぃー ??」
おじじ「むぅ。この旅でもついに恋愛がはじまったんじゃーよっ ふぉふぉ♪」

おじじ「さて、そろそろ起こすかのお ふたりにわ悪いがの !」

おじじ「おーい 二人ともおきなされっ !!」

アレル「… あー なに~ ??」
謎の男「ーーー… あー… ぉ じーさんかよ… ぉ、ぉれも寝ちまったぜ…」

おじじ「ふぉふぉ。こいびとどーし かぃの♪」
謎の男「あ、いぁ べつに…」
アレル「あー… えっとっ わたし、このひと好きになっちゃったみたいっっ♪」
おじじ「ふぉっふぉっ ! ほら、おまえさん !!」
謎の男「あー、あ、お、おれ。あ… アレル… 好き… ふぅ…」
アレル「男さーんっ♪」
謎の男「んぁー は、はずかしーぜぇ…」
おじじ「ふぉふぉっ♪」

マゴ(むかぁ~~)
スラりん「ぴっぴぃぃ !?」
マゴ「スラりーん…」
スラりん「ぴ~っっ ボク マゴ 好きぴ~ !」
マゴ「スラり~んっっ !!」
おじじ「おーよしよし… マゴよおー…」

まだまおうの城の中を迷ってる 5人

おじじ「のう… そろそろはなすかのぅ」

謎の男「26年前のエロぼーけんか ? ぉーまってたぜじーさん !!」
おじじ「違うわぃ ! エロぼーけんじゃないわぃっ !!」
謎の男「… すまねぇ…… じゃ、聞かせてくれ」
マゴ「わたしがうまれるまえだよねーーおじじぃ」
おじじ「そーじゃのっ !」
アレル「やっと… まってたよもう ! …」
スラりん「ぴ~ !」

おじじ「あれは、26年前じゃったかのう…」
おじじ「わしはまたルイーダにおってな。Lv. は 54じゃったよたしか。」

アレル「ふーん。Lv.54 … ねえ、たくさんの勇者と何度も冒険したんでしょ ? すごーい」
おじじ「ふぉふぉ♪」

おじじ「でじゃ ! わしの元に、きれものの勇者さまがきてのお。わしを旅のお供にしたいと。」
アレル「へえーきれものの勇者さまが !」

おじじ「ふむ… でじゃ… 勇者さまはの。もうひとり誘ったんじゃ。そいつわ女そーりょじゃったわい」
謎の男「ほぉーおれとおなじそーりょか…」
おじじ「おまえさんとわぜんぜんちがうわぃ !」
謎の男「ぉぃ… わ… わかったよ…」
アレル「あはは♪」

おじじ「ふぅぃ… で勇者さまは 18さい Lv. は 36じゃーよ。そーりょは 25さい、Lv. は 30じゃったよ。たしか…」
謎の男「ほおおーー おれと同じか。」
おじじ「にとらんワィっっ !!」
謎の男「ふっ (… じーさん気がたってるぜー…)」
アレル「Lv.36 のきれものの勇者ってさー なんか強そー…」
おじじ「たしかにあいつわすごかったわぃ… 強力な呪文たくさん使ってたしのお」
マゴ&スラりん「わたし賢者になりたいよーー…」「ぴ~ ?」
おじじ「だいじょーぶじゃーよ ! 賢者になりたければダーマでなくとも、道はたくさんあるじゃーよ。」
マゴ&スラりん「うん… おじじぃ…」「ぴぴ ?」

おじじ「むう。で、その勇者さまはの、すぐさま… わしとそーりょをアリアハンからルーラで」
おじじ「いろんなところへ飛んだんじゃーよ…」
おじじ「あいつはだらだら旅するよりルーラを使いまくってあちこち情報収集するのが趣味じゃったのおー」
おじじ「での、女わのう、わしにそーだんをもちかけてきたんじゃーよ。」

謎の男「ほぉーぅ… 恋愛のかぃ」
アレル「うーん、すっごく気になる~っ」
おじじ「まああわてるでない。ゆっくり話すんじゃーよ」

おじじ「で、きれもの勇者を好きになったその女わの…」
おじじ「わしを好きになってしまったんじゃーよ」
謎の男「ほうぅ… このじーさんをか。」
おじじ「なんじゃとぉ ?」
アレル「へえーおじじさーん… わかーい…」
おじじ「ふぉーふぉ♪」
マゴ「おじじぃ… それってさーうわきでしょ… おばーちゃんにばれたら怖いよー…」
おじじ「ごほっ !! な… ないしょじゃーよぉおねがいじゃーよ… ふぅうぃい…」
マゴ「はあーーい…」
スラりん「ぴぴ ?」
謎の男 (… くくっ… 笑っちまうぜ…)

おじじ「ふう ! でのおわしは勇者さまに話したんじゃーよ。」
おじじ「そしたら、勇者さまはのぅ… わしをねたんでのお。でじゃ、勇者さまは、勇者をやめてしまったんじゃーよ。」
アレル「えーーー ? やめたんだーー…」
謎の男「勇者をやめる… ほぅーぅ…」
マゴ「ねえおじじーそれって転職 ??」
おじじ「いや、あれじゃよ… じぇらしーじゃよ……」
マゴ&スラりん「なんかわかんないよー」「ぴー」

おじじ「むう… ふむでな、武道家になった勇者どのに しだいにその女そーりょは目を覚ましはじめたんじゃーよ」
おじじ「わしより、わかい元ゆーしゃどの。に夢中になってのぉ」
おじじ「いつのまにか、わしは邪魔者扱いされてての」
おじじ「でじゃ。1年後じゃったかのお… 勇者、いや元勇者どのは、冒険をやめたんじゃーよ。」
アレル「へえー でどーなったのっっ ?!」
謎の男「ぉう、しりてーぜ…」

おじじ「ふむ。わしをアリアハンにおいてっての ! ふたりはどっかにいってしもーたよ !! ふぃい…」
おじじ「今でも この世界のどっかで二人っきりで幸せに暮らしておるじゃろ」

おじじの話はやっと終わった

おじじ「いまのそこ… おふたりさん わかるじゃろぅわしのきもち…」
アレル&謎の男「うーん…」「… わかんねーぜ。」

おじじ「ふぅうえ… そーかのうぅ…」
マゴ「どーしたの おじじー ?」
アレル「おじじさん、心配しなくても、私たちと一緒だよ !」
謎の男「ぁー、おれもだぜ。じーさん !」
おじじ「ふぉふぉ ! そーかの♪ わしゃうれしーわぃぃ♪」
マゴ&スラりん「わけわかんないよー」「ぴー ?」

謎の男「ぁあ… んーー…」
おじじ「こんどわなんじゃぃっっ ?」
謎の男「ぉ… でもよ… なんか、ひっかかるぜー…… じーさん」
謎の男「その… 女そーりょに なにかしたんじゃねーのか…… ?」
おじじ「ぐふぅ… するどいわぃ…」
おじじ「… あの女を勇者どのに向かせるために、いろいろやったんじゃーよ。」
謎の男「ほぉーーうう エロ… かぃ。」
おじじ「… あたっとるわぃ…」
アレル「へえーふーん… やっぱりぃ♪ ちょっとえっちぃぽかったもん。ルイーダで会ったとき。」

謎の男「くくっ じーさん… やっぱりエロぼーけんじゃねーかよ…」
おじじ「ぐふぅぅ そーじゃぃ ちょっとだけじゃーよ…… もうなにもいわんわぃ… ふぅぅ」
アレル&謎の男「あはは♪」「ふっ♪」

おじじ「なにわともあれ、わしはわしじゃーよっっ」
マゴ「そそ ! おじじっ !」
おじじ「おおーかわいいマゴよぉおおおおーーー」
マゴ「おじじぃーー」
スラりん「ぴ~ ??」

アレル「ふーん。おじじさんも いろいろくろーしたんだねー で、えっちぃこともたくさんしてたんだー。あはっ♪」
謎の男「ぁあ…… このじーさんわ エロキューピット だぜ… ふ♪」
おじじ「えろきゅーぴっと じゃと…」
マゴ「… なにそれおじじ ?」
おじじ「むうぅ」
アレル&謎の男「あはは♪」「ふふっ」

アレル「ねえ、男さん !」
謎の男「んぁ、なんだ ?」
アレル「ねえ、わたしももっと色っぽくなるのかなあー」
謎の男「さあーわかんねー」
おじじ「ふぉふぉ♪ あの女そーりょのよーにか ?」
アレル「… うーん…♪」
謎の男「… こどものままじゃねーのか… ?」
アレル「… それもいーよねっっ♪」
謎の男「? (ぉお… また心臓に悪いぜーー… ふぅ)」
おじじ「ふぉっふぉ♪」

マゴ「ねーわたしはーー ?」
謎の男「んぁ、おまえか… さあーわかんねー…」
アレル「うーん…」
おじじ「ふむ… アレル似ではないのぉ !」
マゴ (むっかああー… !!)
スラりん「ピィッ !?」
おじじ (ふぅうぇ… っ にっ似てきとるわぃぃ…)

アレル「ねえ男さん、手つながない ?」
謎の男「ん… ぁ… んーーー ふっ…」
アレル「あー♪ なんかからだポカポカ~~♪」
謎の男「んー、お、おれも。あったかいぜーー」
アレル&謎の男「あたしたち、なんかお似合いかなーっっ」「ん… そー… かな…」
おじじ「ふぉーっふぉ♪」
マゴ&スラりん「す、スラりーぃん」「ぴぴーー ?!」

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