:: FF8 ネタバレ日記
スコールとリノアの不思議な出会い
FF 8 の主人公、スコール。スコールは、幼い頃の記憶がない。それは G.F. が脳の中に居場所を作り、その部分の記憶が無くなる・・というのが原因だとか言っていた。が、本当は ( ? )、幼い頃にやっと見つけた大切な人と引き裂かれて辛い思いをした部分を必死に隠しているのかと思う。そんな痛みはもう経験したくないから、二度と同じ環境を持たなければいい。それで、こんなに他人に対して冷たい性格になってしまったのかも知れない。
そんな彼の性格を大きく変えたのは、SeeD 就任パーティーで何気に関わった、ダンスのお相手をしてと近寄ってきた、FF 8 のもう一人の主人公、リノア。リノアは、SeeD 初任務の依頼主だった。そして、スコール達 (キスティス、ゼル、セルフィ・・・) はリノアと共に任務遂行に移る。
リノアは任務の依頼主なのに、頼りなく、失敗してばかり。失敗しては、スコールに助けられる、その繰り返し。あ、でも魔女を攻撃した罪で収容されたときは、一応助けに来たよね (笑)。ガルバディアガーデンと衝突したときも、バラムガーデンの指揮者として忙しかった (笑) スコールに助けられたり、宇宙で魔女アデルの封印を解き放ったり・・・。リノアに関わるといいことが無いスコール。最初の任務内容からずいぶんかけ離れた事ばかり (笑) いろいろかれこれ・・・スコールの任務はいつのまにかリノアを守る・・・という内容にすりかわる (笑)
任務やらなにやらいろいろあって、魔女イデアを倒したときに、リノアは未来の魔女に乗り移られ、まるで死んだかのように冷たくなり声もかけてくれなくなる。そんなリノアを助けたい思いでいっぱいのスコールは、エルオーネのいるエスタへ向かう。エルオーネに会えばきっと助かると思い・・・。エスタでまたしてもあれこれ振り回されて、スコールはリノアと共に宇宙空間にある "ルナサイドベース" へ向かう。ルナサイドベースで、リノアは突如動き出し (未来の魔女に操られ)、魔女アデルの封印を解き、一方月では "月の涙" ・・・モンスターが地球へ降り注ぐ現象が始まる。宇宙へ飛び出したリノアの生命維持装置は完全停止寸前。もう助からない ---
管理人が泣きそうになったシーン^ ^;;
--- ルナサイドベース ~ 飛行艇ラグナロク (FF 8 アルティマニアより)
宇宙って、こんなに寒いところだったんだ。宇宙服のおかげで、外の世界の温度は直接伝わってこない・・・でも、そこがびっくりするほど冷えぎった空間なんだってこと、わかるんだ。地上から見上げた夜空とは全然違う。やわらかに瞬いていた星々は、ここでは凍りついたように冴えた、均一な光を放ちつづけている。何よりも、圧倒的な孤独が、寂しさが、わたしの感覚を奪い、凍えさせた。無限に広がる星々の世界。怖いほど近くに見える月と、青く輝く大地の狭間で、わたしは独りぼっちだった。
手や足を伸ばしても、触れるものは何もなくて・・・耳鳴りがするような静寂の中で、聞こえるのは自分の、恐ろしさで不規則に乱れた呼吸音だけ。泣きたいほどの無力感に襲われて、わたしは自分がいま生きているってことさえ信じられなくなった。
孤独の宇宙
宇宙服の生命維持装置が停止してからどれだけ時間が経ったんだろう・・・ ? 息が苦しくて、意識が少しずつ遠ざかっていくみたい (・・・ノア)。もう、だめなのかな (・・・リノア)。目を閉じて、眠ってしまおう (あきらめるな)。二度と覚めない、冷たい眠りに---
(思い出せ、リノア !!)
呼ばれたような気がして、まぶたをちょっとだけ開いてみた。目の前に、銀色の輪がぼやけて見える。ネックレスにつないだ指輪が漂ってる。それは・・・輝くライオン。強くて、誇り高い伝説の獣。そうだ。わたしは決めたんだった。ライオンみたいに強くなるんだって。頼るだけじゃなくって、対等な仲間になるって。
だから、くじけちゃダメなんだ。最後の最後まで、自分の力であがいて、戦うんだ !
胸についたボタンを押してみる。予備タンクが作動して、息苦しさがやわらぐのがわかる。わたし、まだ頑張れる。それに、独りじゃないから。気がついたよ、スコール・・・あなたが一緒にいてくれたってこと。スコールに会いたい。抱きしめてほしい。だから、あきらめないよ !
奇跡が起きた ?
そんなときに !! スコールが助けに来てくれた !!
スコール自身は、こんなに大切な人はいない、絶対に助けてみせる、という思いが、スコール自身もリノアを助けに行ったら自分も助からない・・という思いを打ち消した
!!
絶望のなかのわずかな希望が、身近に迫ってきたこの "ラグナロク"。ラグナロクに乗った、スコールとリノアは、無事、地球へ帰還する。
アデルの封印を解き、地球へモンスターを送った魔女リノアは、帰還後、封印されるのを選ぶ。スコールは、それを許さなかった。スコールは魔女記念館へ突入し、リノア封印を止めさせる。リノアを死を覚悟してまで助けたのに、なぜリノアの選択を許したのか。スコールは大切な人を失うところだった。助言があったものの・・・、リノアは俺が守る
!! リノアをおびやかす未来の魔女は俺が倒す !! ・・・そしておそらく最後の SeeD としての任務、"未来の魔女を倒し、リノアを守る" を実行に移す。
再びエスタへ向かった、スコール達に初対面のエスタ大統領。大統領と補佐官は、あのスコール達の夢の中に現れる 3人だった !! (もうすごく嬉しかったよ)
作戦をたて、作戦通り、ルナティックパンドラに向かう。進入するときの、あのラグナロクは、単なる飛空挺ではなかった。すごかった。手のようなのがあったとは・・・(笑)。ラグナロク自体が生命として生きているような感じだった。大好きな ( ? ) セルフィが操縦してるなんて信じられない・・・(笑)。セルフィのセリフ "バリアなんて突き破っちゃえぇ~" って、なんかいや~ん・・・な感じ^ ^;;
SeeD 実地試験で自己勝手な行動をして SeeD にはなれなかった、スコールのライバル ( ? )、サイファー。バラムガーデンの "風紀委員" ( ?
) をしていたらしい。
サイファーがリノアに対して感情を抱いているのかは解らない・・・。でも、暴走するサイファーにはいつも仲間想いの雷神、風神がいた。暴走に暴走を重ねて、ルナティックパンドラ内で、サイファーはリノアを奪い、覚醒し始める魔女アデルにリノアを・・・。そんなサイファーに、風神と雷神は、"サイファーのしてることを止めさせるのが本当の仲間だよ・・・" ・・・サイファーには届かなかった・・・。サイファーは最後の最後で、仲間を捨ててしまった。それでも、風神と雷神はサイファーが戻ってくるのいつまでも待っていた。
未来の時代へ行き、未来の魔女を倒したスコール達が、元の時代へ戻るには、それぞれの仲間を想う、愛する気持ちがひとつにならなければならなかった。スコールは、リノアの事を想っている。だが、幼い頃のママ先生やエルオーネ達と離ればなれになって閉ざしたこころを捨てきれなかった。
スコールは元の時代に戻れず、気づけば、まるで追い詰められた自分の、孤独を現しているかのような場所にいた。いつまで歩いても、同じ風景ばかり。それでも力尽きるまで歩いたスコールはその場で、倒れてしまう。
そんなスコールの元に、あのリノアが現れる・・・。
あれだけ私を守ってくれた、スコールが・・・。宇宙で起きた、あの奇跡をあと一度だけ・・・お願い・・・。スコールを抱きしめるリノアの、今できる精一杯の願い事だった。
この瞬間、また奇跡が起きた ! (?)
スコールの性格は劇的に変化する。辛い過去と対峙していた自分をやさしく包み込めるやわらかさや、愛する、愛される、信じればきっと届く、・・・。スコールのライバル、サイファーも、そんなスコールに影響されてやわらかくなってゆく^
^;;
エンディングのムービー、長いって人もいるけど、私はそんなことないです。それより、ムービーの最後の、スコールの緩んだ ( ? ) ・・・というか、ぎこちなさが無くなってほぐれた笑顔が、すごく印象的です。
ほら、SeeD 就任パーティーで見た流れ星がまたでたよ。
リノア "スコール、下ばかり見てないで、上を向こうよ ! ほら、流れ星 !! 願い事すると、きっとかなうよ。スコール、願い事、ある ? なになに・・・
?"