:: 1章 - さあ、出発

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  • ここは、アリアハンの外。
    か弱いモンスターがい、いるはず。

    アレル「ハァー… ここがお外かあ。わたしあまりアリアハンのお外出たことないんだよね。だからちょっと怖いなぁ…」
    おじじ「ふぉーっ ふぉふぉ ! わしがいるからだいじょーぶじゃーよ♪」
    マゴ「わたしだって、これからうーーーーーんと強くなるんだから !」
    おじじ「ふむぅ 孫の成長が楽しみじゃわぃ♪ ふぉっふぉっ♪」

    謎の男「おい ! さっきからおれを無視してないかっ !!?」

    謎の男「ち… せっかくいいネタもってんのによぉ。ふっ…」

    アレル&マゴ「あ、ごめーん♪」
    謎の男「うへっっ やめろっ… きしょいわ…」

    おじじ「おまえさんの…」
    謎の男「うるせえよ… おれはおれだわすれるな…」
    アレル「またぁ~~… ハァ」
    マゴ「このひと、おもしろいね♪」
    おじじ「ふむ」

    アレル「(ごにょごにょ) ねえ、このひと、ほんとに頼りになるの ?」
    おじじ「(ごにょごにょ) … 性格にちょっと問題があるがの。だいじょーぶじゃーよ。安心しなされ」
    アレル「(ごにょごにょ) うん… まあ、おじじさんがいうんなら… はーいわかりました。」

    15分後 あたり一面 草原

    アレル「うーん、さっきからさあ、モンスターぜんっぜん見ないよねぇ。」
    おじじ「ふむ。わしのころは、たくさんおったのじゃがのう… おかしいのう」
    アレル「って、ゆうかさあ、その、魔王ってさ、そもそもなんで悪いの ?」
    おじじ「わ、わしにきかないでくだされよぉ… お願いじゃよ…」

    おじじ「魔王がなにかたくらんでおるのかのう、モンスターがいないとわのぅ。」

    アレル「あ、そうじゃなくてさ、私が言いたいのは、えっと、… あーもうっわかんなくなっちゃったよぉ」

    アレル (ぶつぶつ…)

    おじじ (ふーむ。魔王のヤツ、いったい何をたくらんでおるか !)

    さらに10分後 遠くに森林が見えてきた

    マゴ「(ごにょごにょ) … おじじ…」
    おじじ「なんじゃいい ?」
    マゴ「(ごにょごにょ) お、おといれ 行きたい…」
    おじじ「と、といれじゃとぉ~ ?! こ、こまったのうう… ここいらに といれなぞないわぃ…」

    アレル「ねえ、どしたの」
    おじじ「ふむ、マゴがの」
    マゴ「おねーちゃん、トイレ行きたいよ」
    アレル「え ? トイレ ??」

    謎の男「おい、さっきからなにやってんだよ」
    おじじ「あ、いやむぅ、マゴがの、トイレに行きたいとのぅ」
    謎の男「といれだとぉ… ふっ」

    アレル「困ったわねぇ」
    マゴ「あーー どうしよー」
    おじじ「ふむぅ… しかたないわぃ ! そこの草陰でするしかないわぃ」
    アレル「ち、ちょっとぉ !! おんなのこにそれはないんじゃない !? しかもモンスターに会っちゃったら どーすんのよ !!」
    おじじ「あ、むぐ、もごもご… ふうぅえ」

    謎の男「おーい 俺を忘れてないかよ ?!」

    おじじ「し、しかたないのう ! 全速力でアリアハンに戻るのじゃ !!」
    アレル「はぁあ なんでまた 戻るわけ ?! … んもうっ !」
    マゴ「あ、わたし はしったら、もれちゃうよーーー」
    おじじ「なぁに !! わしがかついでいってやるわぃ !!」

    おじじはマゴをかついだ !

    マゴ「ねえおじじゆらさないでよーーー」
    おじじ「わしは武道家じゃい ! ゆらさず走る事など簡単じゃい !!」
    マゴ「ごめんねぇおじじぃ」
    おじじ「も、もらさないでくれよ、耐えるんーじゃよ !」
    マゴ「う… うん」
    アレル「じゃはやくっ アリアハンいかなっくっちゃ (ハァァ…)」
    おじじ「おお ! よし… 走るんじゃーーー !!」

    おじじはアリアハンに向かって走り出した !

    アレル「あー、お、おじじさんっ は、はやすぎるよーー !!?」

    アレルはおじじを追っかけるだけで精一杯 !!

    おじじ「そりゃあ~~ もうちょっとじゃぁぁあーー !!」
    アレル「ちょ、ちょっとお、は、はやすぎ… ほんとに… あー、ハァハァ… ハァァ つ、つかれる… ハァハァ !!!」

    謎の男 (ふっ… そろそろ俺の見せ場だぜ…)
    謎の男「??」
    謎の男「ん ? お、おい…、あいつらどこいったんだよ…」
    謎の男「んあーー おれだけかよ !?」
    謎の男「ん ?! お… いた… って、… なにやってんだよあいつら… ?? なんであんなとこにいるんだよ」
    謎の男「ぁ、ぉれも… 行くか。… ふん… ふっ…♪」

    謎の男もおじじ達のあとを追っかけた !! おぉ謎の男… 意外にも走るのが速い !

    謎の男「ふっ おれは体だけは鍛えたぜ ふふっ (僧侶だがな… ふっ…)」

    やっとこさ、4人はアリアハンに… 戻っちゃいました (笑)

    おじじ「ふぅぅつかれたわぃ ほれ ! いってきなされ !」
    マゴ「うんっ !!」
    アレル「… 間に合ったわねえ… ハァハァ 疲れたァ…」

    アレル「それにしても、おじじさんって、… はやいよねーー ハァ…」
    おじじ「ふぉーーーふぉっ !! さすがにつかれたわぃ♪ ふぅ」

    マゴ「おわったよー」
    アレル「もういい ?」
    マゴ「うん」
    おじじ「じゃ、行くかの !」

    アレル「ちょっとまってよ。」
    マゴ「あれ、あのひとは ??」
    おじじ「ふむ ? おや、いないのう… わすれてたわぃ…」

    謎の男「… おい !! おれを忘れてないか ?!!」
    おじじ「す、すまんかったわぃ…」

    謎の男「まったく… これだからよ、子供ってのは…」
    おじじ「わ、わしも子どもあつかいかのぅ…」

    アレル「ご、ごめんなさーい」
    謎の男「ふっ…」

    アレル「あ…」
    アレル「わたしたちってさぁ、なんの準備もしないでいきなり旅しようとしてるよね。」
    おじじ「そうじゃったのお ! うっかりしておったわぃ」
    マゴ「… お弁当買ってこうよ」
    おじじ「そうじゃの !」
    アレル「うん。じゃ 4人分。みんななにがいい ?」

    おじじ「わしは なにがいいかのう」
    マゴ「わたし、からあげ !!」
    おじじ「じゃの、わしはうどんじゃ… いやうどんはだめじゃのぅ…」
    アレル「わたしはー… サラダとかヨーグルトとか… サンドウィッチとか… ♪」

    おじじ「お茶はわすれんでくれよ、アレルどの !」
    アレル「はーい お茶… ね。わたしは… オレンジジュースかな… ♪」

    マゴ「あ、わたしもサンドウィッチがいい !」
    アレル「サンドウィッチね !」

    おじじ「うどんはだめじゃのぅ… 困ったのう…」
    おじじ「… わしもサンドうぃっちじゃ !」

    アレル「… みんな私と同じ~~ ?? まいいわ… じゃ、買ってくるね !」

    謎の男「おいおい… 俺は何なんだよ ?」
    アレル「あ、ごめん ^_^;;」
    アレル「謎の男さんはなににしますか ?」
    謎の男「んぁ… おれは… おむすびでいいわ… 5個… たのむぜ。」
    アレル「… お茶は ?」
    謎の男「いあ、おれは、…。ソーダ水… でいい…」
    アレル「ソーダ水…」

    アレル「へぇ、謎の男さんって、以外と子供っぽい飲み物がお好きなんだー」
    謎の男「うるせぇ… はやいとこ買って、さっさと行くぜ…」
    アレル「はーい おわかりしました♪」

    謎の男 (… おれがソーダ水のんで悪いかよ… ふん…)

    16分後

    アレル「おーまたっせっっ !!」

    おじじ「ふむ、おお ! うまそうじゃのう♪」
    アレル「あそこの、サンドウィッチ専門店で買ってきたんだ~」
    マゴ「はやく食べたいね !」
    謎の男「ぉい !! はやく いこーぜ…」
    おじじ「おまえさんわのぅ…」

    謎の男「おい… ちょっとまてよ…」

    謎の男「… おれはおむすびだっていったぜ」
    アレル「… えっと、ごめんなさーい♪」
    謎の男「… おいぉぃ… ふっ… まぁぃぃ…」
    おじじ「ふぉっふぉ !」

    アレル「じゃ、今度こそ、私たちの楽しい旅が始まるよ~~」
    マゴ「うんっ !!!」
    謎の男「…」

    おじじ「ほれ、おまえさんも、一緒にっ !!」
    謎の男「ふん… やってられっか…」

    アレル&マゴ「しゅっぱぁ~つ !!」

    やっとこさ、旅がはじまりそう

    アレル「で、なにすればいいんだろ」

    謎の男「おれにまかせな。」

    謎の男「… アリアハンのことならなんでも知ってるぜ。」
    アレル「へぇー」

    おじじ「じゃ、おまえさんにまかせるかの」


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